釜石地域 バスの変遷 〜復興とともに…路線の再編とハード面〜
「大町復興住宅」をバックにした中心部の「釜石中央」バス停。多くの路線が集結し新スポット「イオンタウン釜石」「かまりば」にも至便です。
 東日本大震災以降、釜石・大槌を取り巻く路線バスはJR山田線・三陸鉄道南リアス線の不通による代替・直通輸送と復興住宅やショッピングセンター・公共施設などの新しいまちづくりが着々と進む中心部へのアクセスと集積を担うコミュニティバスへと、復旧状況に合わせて小幅ながらも再編が繰り返されており、今後は2019年予定のJR山田線の全線復旧(同時に三陸鉄道へ移管)とラグビーワールドカップの開催により、交通網も新たなステージへと変化していくと思われます。
 ここでは変化の途上にある、釜石地区のバスをハード面もあわせて紹介します。
↑広域路線のひとつ、釜石市上大畑と吉里吉里半島南部の大槌町赤浜を結ぶ路線です。
沿岸部最大のショッピングセンター「シーサイドタウンマスト」と震災後移転新築した県立大槌病院を経由します。
 
 
釜石市他大槌・山田町を跨ぐ路線が「広域バス」として区別され、正面窓下とこのように側面の窓にも表示されます。
下記コミュニティバスと重複している区間であっても運賃は異なります。
↑もう一つの広域路線、上大畑と道の駅やまだを結ぶ釜石船越線です。不通のJR山田線 釜石〜宮古間の代替輸送の一翼を担っており、宮古駅方面へは終点の道の駅やまだ、もしくは岩手船越駅で県北バスに乗り換えができます。
↑かまいしまるごとコミュニティバスのひとつ、平田第6仮設行。
このように仮設住宅と中心部を結ぶ路線も多く設定されており、市内南部の花露辺・大石行も途中の平田第6仮設住宅を経由します。
↑路線の大半にあたる釜石市内完結の岩手県交通の路線はすべて「かまいしまるごとコミュニティバス」として、釜石駅手前の教育センターを起点に100円〜300円の定額運賃となっています。
↑こちらは震災前は小川までだった路線をほたるヶ丘団地まで延長しており、付近の仮設住宅ほかの利便性を向上させています。
↑コミュニティバスの中では本数は少ないながらもかつて多くのバスが待機していた車庫があった中心部東部の東前に行く路線もあります。
↑かつて震災後には、買い物・通院での乗り換えの不便さを解消するためにワンコインの「まちなか循環バス」が運行されていました。
国道283号線ルートの南側、病院・スーパーが多いの区域もカバーしていました。
↑三陸鉄道南リアス線が全線復旧する迄の間、代替輸送を担っていた上大畑〜大船渡病院間の路線です。大船渡へ通しで乗車する場合もコミバス区間末端の荒川にて定額運賃で一度精算。大船渡市内へ入ると通常運賃と変則的でした。
↑釜石駅前バス停。以前は国道283号線を挟んで両側に乗り場が分かれていましたが、プール内の一箇所に集約。上大畑方面のバスは駅前ロータリー内へ乗り入れるようになったので、安全性・利便性が向上しました。
↑ここ釜石駅前と隣りの大渡町の停留所は写真のような高速バスのデザインが施されたソーラーパネル付きのバス停ポールに交換されました。岩手県交通のソーラーパネル付きポールはここだけと思われます。
↑2017年6月から秋までの間、バスロケーションサービス「バス予報」の実証実験が行われました。従来のようなバス停でのディスプレイやサイネージ方式とは異なり、手持ちのスマホでサイトにアクセスし運行状況を掴む方法です。
釜石駅全景。JR駅舎の外観がリニューアルされた他、左隣り ホテルフォルクローロ釜石の開業により、震災後は雰囲気が変わりました。
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