釜石地域 バスの変遷 〜復興とともに…路線の再編とハード面〜
釜石市中心部の大町バス停の近くに完成した釜石市民ホール「TETTO」です。釜石情報交流センター・ミッフィーカフェ釜石 他が隣接しています。
 東日本大震災以降、釜石・大槌を取り巻く路線バスはJR山田線・三陸鉄道南リアス線の不通による代替・直通輸送と復興住宅やショッピングセンター・公共施設などの新しいまちづくりが着々と進む中心部へのアクセスと集積を担うコミュニティバスへと、復旧状況に合わせて小幅ながらも再編が繰り返されており、今後は2019年3月23日のJR山田線の全線復旧(同時に三陸鉄道へ移管)と同年9月のラグビーワールドカップの開催により、交通網も新たなステージへと変化していくと思われます。
 こちらのページでは、新しいバス停などハード面の他、ターミナル機能を持った施設やバス利用に至便な新しいスポットを紹介します。
↑釜石駅のすぐ西側、国道283号線上のバス停「製鉄所前」です。写真の「マイヤ」の反対側にかつてのコミュニティバスターミナル「教育センター」バス停がありますが、現在は実質この停留所に集約された形です。
↑釜石市の中心街にある「おおまちほほえむスクエア」です。ココは2013年6月にオープンした最大7台のキッチンカーが集う場所で、アイランド型の開放的なウッドデッキにて食事が楽しめます。最寄りバス停は「大町」です。
↑上の写真、タウンポート釜石の東側に位置する「釜石漁火酒場 かまりば」。3棟がそれぞれ軒を連ねる長屋タイプの飲食店街で、居酒屋他、ジンギスカン・パスタ等の店があります。最寄りバス停「大町」からは徒歩2分程度です。
↑釜石営業所の西側に位置する、県立釜石病院です。ここは写真のように路線バスが構内に乗り入れ、正面玄関前に設置されたバス停に発着し、コミュニティバス・広域バス問わず、乗り入れします。
↑終点の平田第6仮設住宅で折り返し待機している路線バスです。バス前方に見えるプレハブが平田パーク商店街で、バス停はこの商店街の右側にあります。
↑平田第6仮設住宅を俯瞰した様子です。ここだけでも1〜41号棟までの大きな規模となっています。
前述の商店街他、デイケアサービスの平田地区サービスセンターも備わっています。
↑ソーラーパネルを設置した新しいタイプのバス停ポールです。釜石駅前を皮切りに中心部の周辺地域にも増えてきています。
合わせてベンチも設置され、上屋も新しくなっています。
↑このようなウッディなバス停も市内中心部他、郊外でも見かけるようになりました。被災者向け住宅プロジェクト「森の貯金箱」の一環によるもので、釜石地方森林組合が施工したとのことです。
↑大槌町民バス。このようにワゴン車タイプの車輌が使用されていますが、日野リエッセの前中扉の車輌も使用されています。
↑岩手県沿岸地域ではイオンタウン釜石と並び規模の大きいショッピングセンター、大槌町の「マスト」です。スーパーマーケット・ホームセンター他、専門店街・クリニック・飲食店屋台村などが一堂に会しています。
↑震災前の場所から西・内陸側に再建された県立大槌病院です。大槌町民バスのすべての路線及び岩手県交通の広域バス・赤浜線が発着します。
↑県立大槌病院のバス停留所は公道に面して設けられており、上屋が正面玄関までアプローチしているので、雨天時でも濡れずにバス停まで行けるようになっています。
↑上の写真、マストの正面玄関脇に設置されたバス停です。
風雨をしのげるようになっており、大槌町内路線のすべてのバスが発着します。
↑釜石〜宮古間の路線バスで乗り継ぎ拠点となっている「道の駅やまだ」です。
2019年3月23日の山田線運行再開(→三陸鉄道リアス線へ移管)以降、どのように系統が変わるかが気になるところです。
↑道の駅やまだの構内で宮古方面から来た県北バスから乗客を受けたあと、釜石(上大畑)行きの広域バスが発車していきます。
「TETTO」の南側には大規模商業施設「イオンタウン釜石」(右)と9つの専門店が軒を連ねる「タウンポート大町」(左)があります。
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