広がるIC乗車券 〜時代は地域連携ICカードへ〜
ローソン」と岩手県北バスの路線バス。ココも停留所のすぐ近くなので、乗車前に予め地域連携ICにチャージ、そのまま乗車という流れも…
 岩手県交通では盛岡圏の地域連携IC化が、紫波営業所を最後に2023年7月中に完了。岩手県北バスでは全エリアでの地域連携IC化を2022年2月に一気に完了させ、従来のバスカードは同年7月にて利用を終了しました。
 大都市圏で既にIC乗車券を日常的に利用されている方からは「全部わかっているよ」と言われそうですが、ココでは盛岡地域をはじめとする岩手県内での利用シーンに特化した地域連携ICについて、使い方の参考事例を紹介します。このコンテンツの前編はこちら
 地元の方々がこのページをご覧になって、地域連携ICを購入されてスムーズに使えるようなきっかけになれば幸いです(^_^;)。
↑スマートフォンの「おさいふケータイアプリ」にて、地域連携ICの残高金額を読み取っているシーンです。この機能は、複数のアプリで提供されており、「Suica」ベースである地域連携ICのメリットと言えるかもしれません。
↑ということで(笑)、モバイルSuicaの画面のひとつ、利用履歴です。事業者毎の交通ポイント等サービスは付きませんが、強みとしては利用履歴や残高の確認が容易で、チャージが必要なら車内で下車前に事前に済ませられる事です。
↑こちらは「JR東日本アプリ」にて、地域連携ICの残高金額を読み取っているシーンです。残高の確認だけであれば、このようにアプリでバス乗車前に手軽にチェックできます。(「Felica」対応のスマホであることが必要)
↑盛岡駅の在来線ホームに通じるコンコースには、在来線Suica サービスinの告知が、このように大きく掲示されていました。
 
 
↑在来線Suicaのサービスが始まってからの、盛岡駅の在来線改札口です。
サービスエリア図と、山田線・IGRいわて銀河鉄道線はエリア外であることの注意書きが掲示されています。
↑花巻駅の自動改札で、将来のサービス拡充に備え、QRコード読み取り装置が付いています。
従来、計算は改札機毎に行っていましたが、今回からセンターサーバーに集約、計算は一括で行われ、システムの簡略化が図られています。
↑「記名式」のみですが、地域連携ICでは通常の「Suica」と同じく、チャージをviewカードに紐付けることにより、「オートチャージ」が設定できます。設定は前頁の「VIEW ATMコーナー」(岩手県内 盛岡・一ノ関)で出来ます。
↑地域連携ICにオートチャージ設定し、在来線改札機から入場、オートチャージされた様子。この画面から見ると、残額0円でも入場出来る…ということです(^_^;)。オートチャージにより、この後のバス乗車時も安心出来ます。
↑盛岡Suicaエリアで、盛岡・花巻・北上駅(西口のみ)以外に設置されている、簡易Suica改札機でも、このようにオートチャージに対応しています。
↑盛岡Suicaエリアでは、自動改札機が設置されている、盛岡・花巻・北上(西口)の各駅以外は、磁気きっぷの処理機能を持たず、Suicaや地域連携ICをタッチさせるだけの、簡易型の改札機になります。(矢幅駅)
↑盛岡Suicaエリアの南端、北上駅在来線改札の様子です。このようにエリア外へ行く場合の注意事項が常時表示されています。
通常の券売機では、地域連携ICの残額で磁気きっぷを購入することも出来ます。
 
↑盛岡Suicaエリア、サービスIN以前から、北上駅ではこのようにSuicaが発売されており、大々的に告知されていました。
因みにこの時点では、5/27〜Suicaサービス開始について、プレスリリースされていました。
↑地域連携ICは、磁気の乗車券を購入しなくても、自動改札機にタッチするだけで新幹線に乗車出来る「タッチでGo!新幹線」にも勿論対応しています。(但し、新花巻〜二戸など、盛岡駅を跨いだ区間は利用不可)
↑地域連携ICで「タッチでGo!新幹線」を利用するためには、Suicaエリア内、または新幹線駅の自動券売機で、事前に利用登録を済ませておく必要があります。地域連携ICを券売機に挿入して登録とチャージを行います。
↑新幹線自動改札機に地域連携ICをタッチし、出場する様子です。
但し、新幹線の自動改札機ではオートチャージ機能はありませんので、乗車前、事前に残額の確認が必要です。
「セブン イレブン」と岩手県交通の路線バス。買い物をしながら地域連携ICにチャージ、そのまま目の前を発着するバスに乗車…という使い方も。
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