岩手県交通と町民バスで 西和賀町内を往復する
「湯夢プラザ」と最初に乗車した沢内線のキュービック。そしてバスの横ではこの日の夜のイベント(※)「雪あかり」の準備が進んでいます。
 岩手県交通 西和賀町内のバス路線である山伏線・北上線の廃止(2020年9月末)後間もなく報道された、2021年3月末をもっての岩手県交通の西和賀町からの全面撤退。20年前から表面化しつつあった廃止・撤退がついに現実のものとなりました。今シーズンの冬は例年になく積雪が多くて厳しいもので、さらにはコロナ渦もあり近くながらも中々西和賀町に足が向きませんでしたが、気候が少し和らいだこともあり、急遽 最後の活躍する姿を見に行きました。(町民バス山伏線の運行日は月・金・土曜日です 乗車の際はご注意ください)
 ※西和賀町でのイベント「雪あかり2021inにしわが」は新型コロナの影響で中止となりましたが、希望世帯にはロウソクが提供され独自に雪あかりを行った世帯・団体もありました。
↑バス乗車前に上写真の建物「湯夢プラザ」内で昼食にしました。今回は冬季限定で西和賀名物の納豆汁をメインにした「納豆汁定食」を。心もカラダも温まる甘みのある納豆汁はこの季節にピッタリです。(おかずは竜田揚げ)
↑ほっとゆだ駅前のバスのりばですが、このようにポールが雪でほとんど埋もれています。このため、バスは上写真のように駅玄関正面に横付けされていました。
↑バスは県道1号線を和賀川と並走します。川向こうは夏季にはキャンプ場としても賑わう、焼地台公園があります。道路脇には雪がうず高く積み上がっています。
↑今回は西和賀高校前で一旦下車、ココで25分後の貝沢行きに乗り換えます。
ココもバス停ポールが雪に埋もれています。
↑次のバスを待つ間、近くの岩手県交通 湯本バスターミナルへ歩いて向かいます。
普段ならこの位置からはバスターミナル全景が見渡せますが、やはり積雪で状況がわからなくなっています。
↑湯本バスターミナルの構内全景。湯川線・山伏線が運行されていた当時よりも寂しい状況は否めませんが、この様子が見られるのも今年の3月末までです。
↑先ほど乗車した沢内線のキュービックが、終点のさわうち病院から回送で戻ってきたところです。奥には構内用の除雪車が見えます。
(構内の写真は立ち入りの許可を頂いた上での撮影です)
↑西和賀高校前バス停に戻り、今度は貝沢行きのバスに乗車します。時間の関係で終点の貝沢までは行けませんが、二つ手前の「開拓地」まで乗ります。
↑「開拓地」手前の「ヘリオス酒造 沢内醸造所」へ向かう道路です。醸造会社は変わりましたが、現在も西和賀ブランドのビールがつくられています。以前はホテルも併設した「沢内銀河高原」で、路線バスも乗り入れていました。
↑バスを降りてから周囲を見渡しながら、帰りのバスの乗車場所である貝沢砂防公園まで歩いて行きました。ココは開拓地バス待合室で、トンネルの先が貝沢方面です。
↑貝沢砂防公園手前には「横川」が流れていて遠くには「和賀山塊(わがさんかい)」が望めます。
↑開拓地下車からわずか6分後、「貝沢砂防公園」からは、2020年10月から町民バスとなった山伏線に乗車し、ほっとゆだ駅に戻ります。
所定はハイエースだと思いましたが、この日は日野リエッセIIでした。
↑山伏線に乗車した貝沢砂防公園駐車場です。盛岡行・ほっとゆだ行ともココで小休止します。
因みにバス車内にはワンマン機器は一切無く、ドライバーさんから降車場所を聞かれました。
↑ ほっとゆだ駅手前、国道107号線へ戻ってきたところです。画面中央はJR北上線、錦秋湖は一面真っ白です。
↑ほっとゆだ駅に着いてから、再び「湯夢プラザ」に入り、「湯田牛乳生シュークリーム」を買い、その場で食べました。
冷凍ショーケースで販売されており、甘くなくすっきりした冷たい食感でした。
湯本バスターミナルの建物とキュービック。厳しい豪雪地帯で地域の足を守り抜いた車のボディからは風格すら感じられます。
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