盛岡発 中・長距離路線 〜時代の流れとともにルートの変更 さらには新設も〜
2019年7月に運行を開始した「盛宮106特急」。盛岡駅〜浄土ヶ浜パークホテル間を1往復する、話題のスカニア製2階建バスです。
 「オムニバスタウン計画」とは別に、盛岡市内からは県内各地に中・長距離路線が運行されています。代表的なものとして、1978年に運行を開始、高頻度・等間隔での運行で都市間路線のパイオニア的存在となった「106急行」が挙げられますが、その後も鉄道での直通便が無い地域をはじめとする、県内各都市を結ぶ中距離路線バスが開設されるようになりました。
 最近はコロナ禍の影響で休廃止となる路線もありましたが、むしろ新設される路線も出てきた他、高規格道路の整備・延伸により運行体型が大幅に変わった路線もあります。(長距離路線はこちら
↑盛岡〜宮古・船越駅間を結ぶ「106特急」です。2021年4月より復興支援道路・宮古盛岡横断道路へとルートを変更したもので、全線横断道路を走行するこの路線は、従来の106急行から所要時間を約40分短縮しました。
↑こちらは、地域の足を確保するため、従来と同じ停留所で国道106号線を通る、「106急行」です。従来と同じく盛岡駅〜茶畑公園間のみの乗車も出来ます。(106特急は不可)
特急バスと車輌の違い等はありません。
↑106特急の中で、1本は盛岡駅→宮古駅間 ヤマト運輸との協業で貨客混載の「ヒトものバス」として運行されています。後部にもラッピングが回り込んでいる部分が荷物を積載するスペースになっています。
↑盛岡発「急行 大船渡線」です。大迫・遠野経由(1往復)と道の駅とうわ・荷沢峠経由(1往復)の2系統が運行されています。
幾度の変遷を経て、現在の形になっています。
↑盛岡発「釜石盛岡線」です。1日1往復の運行で、2022年6月からは釜石道経由へと変更されました。これにより30分以上の時間短縮となり、盛岡駅〜釜石駅間の所要時間が、JRの快速「はまゆり」よりも少し縮まりました。
↑おなじみの盛岡駅といわて花巻空港を結ぶ、盛岡花巻空港線です。(こちらも参照)
空港に発着する航空機の時刻に合わせて運行されていますので、利用の際には都度公式サイトでチェックした方が良いかと思います。
↑盛岡駅を発着するJRバス東北の県内路線ではすっかりおなじみの早坂高原線で、かつては岩手県交通と共同運行していました。
途中、道の駅三田貝分校にて休憩、岩泉町の龍泉洞まで行きます。
↑こちらは盛岡駅東口〜久慈駅間を2時間45分で結ぶ「白樺号」で、5往復運行しています。
途中の巣子までは岩手県交通の厨川中央線、いわて沼宮内駅までは県北バス沼宮内営業所行きと並行するようなルートです。
↑盛岡BC〜盛岡駅西口〜久慈駅〜久慈営業所間を2時間26分で結ぶ「久慈こはく号」で、平日2往復・土休日1往復です。
盛岡ICから東北道に入るので「白樺号」とは異なり盛岡と久慈地域をダイレクトに結びます。
↑2020年10月より、十和田観光電鉄単独で運行を開始した、盛岡駅西口〜八戸駅西口〜三沢駅〜十和田市中央間の高速バスです。
1日1往復で、運行日は土・日・祝日限定でしたが、2022年2月21日から運休となっています。
↑盛岡からの都市間高速バスの中で最も本数の多い、仙台行き「アーバン」号です。5社による共同運行で、JRバス東北担当便は仙台駅東口まで運行。かつては一部の便が三井アウトレット仙台港まで運行されていました。
 
↑盛岡駅西口と大館駅を結ぶ「みちのく」号です。「アーバン」号に次ぐ運転本数で、岩手県北バスと秋北バスの2社による運行、全便 交通系ICカードが利用できます。
↑盛岡駅西口〜弘前バスターミナル間を結ぶ、ご存知「ヨーデル」号です。最盛期は1日15往復を誇っていましたが、現在は3往復のみ、岩手県交通・岩手県北バス・弘南バスが各1往復受け持っています。
↑1往復のみとなった、岩手県北バスの「八盛」号です。新幹線とほぼ並行ながらも、本八戸駅・八戸市街地中心部・フェリーターミナルをダイレクトに結びます。
↑盛岡駅西口〜青森港フェリーターミナルを結ぶ「あすなろ」号です。こちらも新幹線とほぼ完全並行でありながらも、現在は2往復運行されています。
短期間だった、岩手医大病院〜釜石駅〜大船渡間のバス。岩手医大病院への乗り入れは無くなり、釜石方面は大槌行きだけになりました。
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