北上線 全線開通100周年記念写真展 ~次の100年に向けて~
普段走っている北上線の普通列車と何ら変わりませんが、2023年秋に行われた「無料乗車キャンペーン」期間中に増発された、臨時列車です。
 JR北上線は、2024年11月15日をもって、全線開通100周年を迎えました。
 北上線は「仙台方面から秋田まで最短距離で結ぶ」といった特徴があり、東北新幹線開業以前は優等列車も設定されていた他、山形新幹線・秋田新幹線の工事期間中や災害時など、迂回路としても活用されてきました。
 1966年以前の、横黒線(おうこくせん)と名乗っていた時代についてはわかりませんが、少しばかり撮りためていた写真がありましたので、公開したいと思います。
↑北上市和賀町山口の「ふるさと体験館 北上」では、12月8日まで「JR北上線開業100周年 記念写真展」が行われています。
↑その記念写真展のポスターです。
写真は1965年、盛岡機関区北上支区でのD60型蒸気機関車です。
↑特急「あおば」などの非常に懐かしい写真のほか、「TOHOKU EMOTION」の回送シーンなど、貴重な写真も数多く展示されていました。
↑今回展示された作品数は、30点にものぼりました。どれも力作ばかりです。
↑西和賀町内で有名な撮影スポット「第二和賀川橋梁」などの写真もあります。
懐かしい写真の?他、季節感あふれる写真も魅力を感じさせてくれました。
↑1978年の北上線ローカル列車です。
列車のサボは「北上-岩手湯田(現在の『ゆだ高原』)」となっています。
車輌は北海道向けのキハ22、後ろの北上駅の駅舎は以前の旧駅舎です。
↑1983年当時の、北上線の一般的なローカル列車の編成です。
キハ22×2とキハユニ26の基本編成です。
↑1982年11月で運転を終了した、急行「きたかみ」です。
秋田運転所・弘前運転区の車輌でグリーン車を連結、普通車も全車ではないものの、冷房付きの車輌も連結されていました。
↑急行「きたかみ」のサボです。
秋田~仙台間2往復のほか、青森~仙台間も1往復運転されていました。
↑1982年11月ダイヤ改正から、格下げという形で、北上~湯沢間を1往復運転されていた、快速「きたかみ」です。
引き続き秋田運転所が受け持ち、冷房付きの車も連結されていました。
↑北上線では以前から、珍しいタイプの車輌が多く走っていましたが、この車は修学旅行用として新製された、キハ28 800番台です。
奥に見える洗面所の窓の位置が、通常のキハ28・58よりも高くなっています。
↑車内にはスピードメーターがついていた他、洗面台はレール方向を向いて配置され、二人が同時に使用出来るよう、蛇口もニ組設けられていました。
座席は通常と同じです。
↑特急「秋田リレー」号の方向幕です。
行き先の他は何故かこのように、単に「特急 リレー号」とだけ、表示されていました。
但し、正面の絵入りヘッドマークは「特急 秋田リレー号」と書かれていました。
 
↑年末年始の繁忙期には、特急「秋田リレー」号を補完する列車として、快速「千秋」も運転されました。他にも名前は失念しましたが、秋田支社の「エレガンスアッキー」を使用した列車も運転されました。
↑臨時快速「千秋」のサボです。
運転区間は、かつての急行「きたかみ」と同じで、これもかつての、急行「よねしろ」用と同じ、車両更新工事が施され、回転リクライニングシートを装備した車輌が使われました。
秋田新幹線 田沢湖線改軌工事で田沢湖線が全面運休した間、北上線に白羽の矢が立ち、北上~秋田間に特急「秋田リレー」号が運転されました。
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