岩手県交通～中型路線車その1 p2

岩手県交通：中型路線車（その1:続き）

引き続きオリジナル車で「エルガミオ」を中心に紹介します。
2002年式以降はでんでんむし仕様を除き全てＩＫＫカラー（国際興業旧路線カラー）で統一されています。

　1997年式。この年は短尺のＦ尺車が導入されました。シートモケットの柄が変更された他、側面方向幕の面積が大きくなりました。
　主に花巻以南の内陸部及び釜石営業所に配置されています。

いすゞＫＣ-ＬＲ３３３Ｆ

　1998年式。前年の同型式車にアイドリングストップ装置が追加されたタイプで、外観からは右写真のような文字ステッカ及び最後部座席後ろにあるアイドリングストップ装置の箱から区別出来ます。

　10台が導入され、盛岡地区の紫波をはじめ当初は花巻・江刺・大船渡などに分散して配置されましたが、後に松園へ転属、盛岡地区に集約されましたが、晩年は一部が大迫・釜石へ転じています。

いすゞＫＣ-ＬＲ３３３Ｆ（2019.9.15 追加）

いすゞＫＣ-ＬＲ３３３Ｊ改

いすゞＫＫ-ＬＲ２３３Ｆ１

いすゞＫＫ-ＬＲ２３３Ｆ１

いすゞＫＫ-ＬＲ２３３Ｆ１

いすゞＫＫ-ＬＲ２３３Ｊ１

いすゞＫＫ-ＬＲ２３３Ｆ１

いすゞＫＫ-ＬＲ２３３Ｊ１

岩手22き1261（紫波→大迫:現在廃車）2005.3.29　紫波営業所

　1998年秋、盛岡都心循環「でんでんむし」の実験運行用として２台導入されました。ワンステップ、手動式スロープや車椅子スペース（折畳式座席）が設けられる等オリジナル車としては新機軸が盛り込まれました。リアウインドウにも方向幕装置が付けられ使用しています。

　2002年式。この年はワンステップのＪ尺車が導入され、全車が盛岡地区に配置されています。同時に導入されたＦ尺車とともに全てＩＫＫカラーとなり、ＬＥＤ方向幕が初めて採用され、床敷物及びシートモケットの色・柄が変更されています。

　2002年式。上のＪ尺車と同時に導入されました。こちらのＦ尺車は盛岡地区の他、ＩＫＫカラーが無かった県南地区にも配置され異彩を放っています。この年の秋に２台が盛岡地区に増備されています。

　2003年式。前年式との差異は側面の窓サッシの構造が変更されている（上段の引き違い窓が平べったくなっています）他、シートモケットの柄も変更されています。

　2000年式。上の車と同時期に導入されましたが、こちらは県交通オリジナルカラー、または「るんるん号」のラッピングとなっており県南地区に配属されています。
　でんでんむし仕様とは若干仕様が異なり、フロントの方向幕が系統幕と分かれていることと、車内はスロープと折畳み座席が設けられておらず通常の座席配置となっています。リアにも方向幕装置がありますが、幕が入っていないケースもあります。（湯本配置の２台は装置自体がありません）

　2001年式。前年に引き続きエルガミオの導入ですが、ボディカラーが３タイプ導入されました。この県交通オリジナルカラーは県南・沿岸地区に配属され、中扉ステップの手動式スロープや車内の車椅子スペース（折畳み座席）もあります。リアウインドウにも方向幕が入りフォントも見やすいものとなっていました。

　2001年式。上の車輌と同時期に導入され、松園営業所に２台配置されています。塗装以外の差異はありません。この他にもでんでんむしカラーの車が２台、同じく松園営業所に配置されています。

　いすゞの中型車のフルモデルチェンジにより、2000年式からは「エルガミオ」となりました。でんでんむし運用の追加分として２台導入されました。勿論ワンステップで中扉のスロープ、車内の車椅子スペース（折畳み式座席）もついています。

岩手200か189（都南）2007.5.3　盛岡バスセンター(左)/盛岡駅(右)

(左)岩手200か43（松園:現在廃車）2005.11.24　盛岡駅

(右) 　　〃　　 2007.3.7　大手先口

(左)岩手22き1154（北上:現在廃車）2005.9.26　北上営業所

(右)岩手22き1156（胆江:現在廃車）2003.9.23　胆江営業所

(左)岩手200か183（一関:現在廃車）2013.12.1　一関営業所

(右)岩手200か182（一関）2013.9.16　一ノ関駅

岩手200か419（胆江）2005.4.12　一関営業所

岩手200か597（紫波）2005.2.6　紫波営業所

(左)岩手200か414（矢巾）2002.3　矢巾営業所

(右)　　　　〃　　　　 2005.3.20　〃

岩手200か283（松園）2002.9　松園営業所

(左)岩手200か278（一関）2005.4.12　一関営業所

(右)岩手200か281（高田→大船渡;現在廃車）2004.2.11　高田BT