北上湯本温泉線の北上側起点 県立中部病院です。正面玄関手前すぐ右側に停留所があり、雨でもほとんど濡れずにバスに乗車することができます。
2015年3月29日、西和賀町杉名畑地区で発生した土砂崩落により、錦秋湖付近の国道107号線が全面通行止となりました。その影響により路線バスの北上湯本温泉線も影響を受け、1往復に削減の上、当面
湯本BT(バスターミナル)〜ほっと湯田駅と和賀仙人〜県立中部病院間と系統分割され運行を継続してきましたが、乗換えなしで地域の足を守るべく、途中秋田道経由の暫定措置により全線での運行再開が実現。11月28日の通行止解除によりこの路線も以前の体制に戻りました。今回はこの高速道経由のレポートをお送りします。
↑バスは和賀川を渡り北上市中心部を抜けると、南部の鬼柳〜和賀町岩崎〜和賀町煤孫と西に進みます。
この和賀町煤孫までは田園風景で割と平坦な道のりです。
↑和賀町横川目にて。一旦秋田道のインターチェンジ前を通過し、国道107号の手前で再び和賀川を渡ります。国道107号へ出ると途中の仙人まで山道へと挑みます。
↑国道107号、和賀町仙人の再び和賀川を渡るシーンです。山間の懐で紅葉が綺麗でした。
ここまでは今まで通りの停留所を通過して行きます。
↑和賀町仙人の工場群を過ぎると連続したトンネル区間となります。この先は通行止めとなっており、バスはここでUターンして横川目へと戻ります。
↑国道107号線、今度は折り返し前とは反対側の車窓になります。
ココは「和賀の松島」と謳われている絶景ポイントでもある綱取断層です。
↑上写真の場所を再び通り過ぎ、今度は北上西インターチェンジから、秋田自動車道へ入ります。
↑秋田道北上市内の山口トンネル入口です。ここからトンネルが断続的に続きます。
秋田道を通過した岩手県交通の路線バスは他には、秋田道開通当初運行していた北上〜湯沢間の特急「おばこ」だけです。
↑トンネル群を通過し終えると、間もなく湯田インターになります。
↑国道107号沿い、大きな魔除けのワラ人形の「鹿島様」が出迎える牛乳直売所「結ハウス」前を通過する様子です。
ただし湯田インターを降りてからほっとゆだ駅まで停留所はありません。
↑ほっとゆだ駅に到着。ここで小休止となり、西和賀町内の路線バスと並びます。
↑ほっとゆだ駅からは通常のルートとなります。ココは湯本温泉の手前になりますが、秋晴れ中の紅葉が素晴らしかったです。
↑終点の湯本バスターミナルに到着(現在の終点はさわうち病院へ延長)。
なお、翌年6月1日〜30日も国道107号当該区間は復旧工事のため全面通行止めとなり、この路線は再び秋田道経由で運行されました。
↑ 到着後、湯本バスターミナルの和賀川を挟んで東側へ徒歩10分ほどの場所にある「砂ゆっこ」へ向かい、しばし寛いたあと再び湯本バスターミナルからバスに乗車。北上線の列車で帰路につきました。
↑槻沢温泉 砂ゆっこの建物です。初めての体験でしたが、ココでは浴衣に着替え全身に砂をかけてもらい15分、その砂の中で温まってきました。もちろん、通常の温泉湯船もあります。
秋田自動車道 西和賀町内のトンネルを通過中の車内の様子です。
通常の都市間高速バスと全くと言っていいほど同じです。