岩手県交通時代は一ノ関駅前から約50分。かつてこの路線は始発の一関営業所から中尊寺までは前沢方面の国道南線と同じルートを辿り、中尊寺を過ぎると西の方向へ進路を変え農村地帯を進みながら旧衣川村へと入り、古戸で水沢方面からの北股線(衣川大平行)とルートが分かれていました。
現在は全線フリー乗降区間でのどかな地帯を通り、暫くして衣川2号ダムが見えてくると間もなく黒滝温泉に到着します。奥州市衣川バス「星空号」南股線に衣替えしてからは、黒滝温泉から先、所要時間5分の新たな終点「楢原」まで行きましたが、現在はこの黒滝温泉が終点です。
岩手県交通南股線での運行当時、バスが折り返す間を利用し、この黒滝温泉「のぞみの湯」で入浴してきました。この施設自体と浴場はそれほど大きくはありませんが、当日は悪天候にも関わらず大勢の入浴客で賑わっており地元の人達の憩いの場にもなっているような雰囲気でした。また、近くの黒滝渓谷ではイワナ・ヤマメなどが釣れるそうです。
ちなみに黒滝温泉の泉質は低張性アルカリ性高温泉で冷え性・動脈硬化・高血圧に効果がありサウナも設置されています。
南股線(奥州市衣川バス 星空号)古都の遊食〜診療所前〜南股地区センター〜黒滝温泉