岩手県立胆沢病院は1994年10月、それまでの場所から約3キロ程南の郊外の場所に移転しました。これを機に水沢地区のほとんどの路線がこの胆沢病院を起点もしくは経由するように路線の系統が改められ、通院の利便が飛躍的に向上しました。
 岩手県交通では以前から通院の利便性に配慮した路線に力を入れている他、さらに近年では、自治体主体で循環バスも運行をはじめるなど、この胆沢病院はひとつの大掛かりなモデルケースと言えそうです。
 左側の写真でもわかるように、奥に見える正面玄関からすぐにバス停があり雨の日でも濡れずにスムーズに移動することができ、ここからは奥州市水沢区内の他、金ヶ崎町・前沢区・江刺区・胆沢区の各方面へ向かうバスターミナルとしても機能しています。自治体とバス事業者の連携が成功した例でもあり、今後病院の改築や移転の際には是非取り入れて欲しいケースとも言えます。
 右側の写真は、正面玄関奥の道路から見えるバス待機場です。この病院の周辺は新興住宅地にもなっている他、天文台もあります。
胆 沢 病 院
国道北線(岩手県交通) 県南免許センター〜水沢駅前〜胆沢病院 他、多数の路線が乗り入れ
(奥州市水沢区) 
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