この「かつての終点」はその昔、冬季間は岩手中央バスカラーのボンネットバスが運行されていたことで有名な路線でしたが、2012年3月末に廃止となった路線です。その後は公共交通機関が全く入らなくなり、バスが運行されていた頃は乗りに行くことがやはり出来なかったので、昔の道路地図を見ながらこちらも車で当時のバス路線の通りに辿ってみました。
 バスは盛岡バスセンターを出発すると上の橋、中央公民館と中津川の西側に沿うように走り、別系統浅岸線の「水道橋」手前で東側に左折します。
 その後はそれまでの景色が突如一変、綱取ダムを渡り路線名の由来になっている旧浅岸小学校(閉校)、数件の集落を掠めながら再び中津川に沿いながら、県庁所在地とは思えないようなすれ違いも困難な狭い山間の道路を東に進んで行きます。不安な思いで車を走らせていましたが、しばらくすると道路の一部が横に広くなる場所があり、そこが「銭掛」の一つ先で実質上の終点「回転場所矢倉」の跡地であることがわかりました(上中央写真)。「銭掛」停留所跡地は左下写真の青い屋根の建物付近、右下写真は近くの中津川で、上の橋から見る誰もが想像する中津川のイメージと全く違っていました(笑)。
 
銭  掛
浅岸学校線(岩手県交通)盛岡BC〜上の橋〜中央公民館前〜水道橋〜浅岸学校前〜鍵掛公民館前〜銭掛〜回転場所 矢倉
(盛岡市) 
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かつての終点