陸中山田駅前から約20分。船越半島方面は田の浜までは纏まった本数がありますが、その先の「旧タブの木荘」までは1日たったの1往復、しかも朝方のみの設定です。かつての国民宿舎で多くの宿泊客で賑わったこの地はどんな場所なのか、2019年5月に訪ねてみました。
 バスは陸中山田駅から国道46号線を南下、道の駅やまだには入らず船越駅前停留所を通ってから三陸鉄道の線路を跨いだすぐ先にある回転場に入ってから元の道へと戻ります。再び道の駅やまだ前を通り過ぎ右折、船越半島へと入っていきます。
 途中の田の浜バス停付近には「タブの木荘」の方向案内の立札が綺麗な状態で残っていました(左下写真)。ココを過ぎるといよいよ道が狭くなり、坂を上がっていくと船越半島の南端に近い、仮設住宅が立ち並ぶ終点に到着しますが、かつて国民宿舎があった頃のイメージとは正直かけ離れていました。     
 先日、県北バス公式サイトの宮古・山田エリアの時刻表を見たところ「タブの木荘」の項目が消えていたことから、「かつての終点」となってしまったようです。震災の翌年、2012年の時刻表には合計12便が発着していたことから、ひとつの役割が終わったのかな、と感じました。
旧タブの木荘
(岩手県北バス)関口神社前(長崎四丁目)〜陸中山田駅〜織笠大橋〜船越駅前〜田の浜〜旧タブの木荘
(山田町) 
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かつての終点