綾里へ行く場合、マイカーであれば県道9号線で半島の中腹をショートカットしますが、バス路線は半島の先端部分を縫うルートを盛駅から60分かけて向かいます。また、東日本大震災以前のこの路線は「合足(あったり)」及び手前の「外口」が終点となっていて、合足より先の綾里地区は二十数年前に廃止されていましたが、2011年の東日本大震災後は三陸鉄道南リアス線の不通、及び綾里(りょうり)中学校敷地内に設けられていた仮設住宅及び綾里地区から大船渡市中心部及び県立大船渡病院を結ぶ生活路線として廃止区間が実質復活の形となりましたが、現在は手前の綾里駅前に短縮されています。
 
 この路線は大船渡湾をぐるっと廻り、三陸鉄道陸前赤崎駅付近から川に沿って住宅が点在する狭い道を丹念に廻り、半島の先端まで来ると風光明媚な景色が目の前に広がってきます。「外口」から先、かつての終点「合足」までは暫く停留所はなく海沿い手前の小高い人気のない林道をくねくねと進みます。合足から先はまとまった集落地帯へと変わり、三陸鉄道綾里駅と反対側の東へ向かうと終点の綾里中学校前に到着します。
 周辺には海は見えないものの、三陸総合運動公園・三陸B&G海洋センターなど広がり感のある景色が印象に残りました。
綾 里 中 学 校 前
綾里外口線(岩手県交通)立根〜盛駅〜県立大船渡病院〜赤崎中学校前〜外口〜綾里駅前〜(区間短縮)〜綾里中学校前
(大船渡市) 
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かつての終点