県立大船渡病院から55分、この終点は吉浜湾の南側に位置し、途中からは反対側の越喜来湾の北側に沿ってバスは進み、ホヤ・ホタテなどの養殖が主体の崎浜漁港と付近のまとまった集落を通ります。この付近には昭和8年3月の押し寄せた昭和大津波の水位の表記もありました。
 この崎浜付近は昔ながらの漁場の雰囲気が残りつつも、道路は整備されていてバスもスムーズに進みます。そして程なく、終点である北里大学海洋生命学部のキャンパス内に設けられていた停留所(上写真:敷地外から撮影)に到着しました。(現在 崎浜線は全区間廃止となっています)
 震災後、このキャンパスの拠点は神奈川県相模原市へ移転、現在は北里大学海洋生命科学部附属三陸臨海教育研究センターとなっています。
周辺はこのキャンパス以外には人の気配がほとんど無いような雰囲気で、さらに3キロ近く先には鮭の定置網の漁場として栄えた小壁漁場があります。
 下の左の写真は北里大学から少し奥へ入った場所からの風景で、吉浜湾をはさみ北側の半島を望む形です。下の右写真は反対側(裏手)にあたり、このような雑木林に延々と囲まれているような感じでした。(震災前の取材につき、現況とは異なっている可能性もあります)
北 里 大 学
崎浜線(岩手県交通:現在廃止) 県立大船渡病院〜須崎〜さかり〜超喜来浦浜〜崎浜〜北里大学
(大船渡市) 
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かつての終点