市営地下鉄東西線の終点 荒井駅から約15分。 この終点は東日本大震災以前は「深沼」という場所でしたが、震災以降はひとつ手前の南長沼止まりとなりました。そして震災から5年9ヶ月となる2016年12月に住民の願いが通じ、かつての「深沼」まで一便限りの運行が実現しました。その後大津波から住民と生徒を守った「旧荒浜小学校」が震災遺講として保存・公開されることになり、それに合わせた2017年4月から終点をこの「旧荒浜小学校前」(右下写真)まで延長することとしました。(写真は2017年12月撮影)
 バスは荒井駅を出発すると市営地下鉄東西線の荒井車両基地と仙台東部道路を潜り東へと進みます。そして「せんだい農業園芸センター」の構内にあるバス停へと立ち寄り、再び東へと進みます。程なくして終点の震災遺講「旧荒浜小学校前」に到着します。
 帰りのバスが出る僅か30分ほどの間に周囲を散策しましたが、住民の思いが詰まったレプリカのバス停、東日本大震災慰霊碑、荒浜記憶の鐘、震災前後の荒浜地区の写真がある「荒浜の歴史」石碑などがあり、この日も慰霊碑に手を合わせる多くの人が訪れていました。
旧荒浜小学校前
(仙台市交通局)荒井駅〜七郷小学校前〜農業園芸センター前〜南長沼〜旧荒浜小学校前
(仙台市若林区) 
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