上平田から60分。釜石市南部コミュニティバスの系統では最も所要時間が長くなっており、釜石市の終点では海岸で最も端に位置する終点です。
 岩手県交通が運行していた頃は上平田以遠もしばらく国道45号線を南下しましたが、南部コミュニティバスに引き継がれた際は「かつての終点」花露辺やを経由、その先は海岸の集落を経由、さらには唐丹漁港〜川目仮設〜荒川〜荒川集会所と各集落を丹念に廻りながら唐丹駅前方面に戻って行きます。
 その後県道260号線へ入り、唐丹湾を望みながら東へ進みますが終点の大石までは集落が無く、例によってクネクネの山道をしばらく進んで行きます。
 分岐点の荒川から終点の大石までは実に22分もかかりますが、山道からこの終点大石の手前で急に開けたような印象になってきます。終点の位置はバス1台がやっと入れるスペースで、この場所で方向変換します。そこから下は急斜面で家が立ち並んでいて、海岸へと至ります。その海岸で上写真の「伊能忠敬海上引縄測量の地」の碑には、大変精度の高い地図を完成させたといわれる伊能忠敬が1801年にこの地を測量したことが記されています。
 この付近は風光明媚な静かな場所で、さらに奥へ行くと毘沙門神社(右写真)も見えてきました。
大  石
釜石市南部コミュニティバス 上平田〜平田第6仮設前〜花露辺〜唐丹漁協前〜川目仮設住宅〜唐丹駅前〜荒川集会所〜大石
(釜石市) 
terminal_kamaishi_ohishi001005.gif terminal_kamaishi_ohishi001004.gif terminal_kamaishi_ohishi001003.gif