2004年春のドキュメント
4月からスタートした「しずくいし デマンドタクシー」の停留所です。
左側は既存のバス停ポールの上部にデマンドタクシーの表記が貼りつけられただけのシンプルなものです。
 今回は、2004年春の出来事を一部(取材出来た範囲内)ご紹介します。やはり目立った出来事は民間事業者が3月いっぱいで雫石ローカル路線から撤退した事でした。これに伴い4月からは新しい公共交通期間に移行しましたが、従来方式のような町営バスではなく、NPO法人が運営する乗合タクシー(デマンドタクシー)として再出発した点が注目されます。
 一方前向きな話題では、待望の一ノ関駅東口が完成。路線バスも乗り入れるようになり、関ケ丘団地方面の利便性が向上しました。
↑ デマンドタクシーを利用するには事前に雫石駅構内にあるこのNPOサポートセンターで利用者登録が必要です。専用チケットも乗車前にここで購入します。(乗車の際は発車の一時間前までに予約センターへの電話連絡が必要です)
↑乗ってみると、全く持って普通のタクシーですが、車体にはデマンドタクシーの表記と路線名がマグネットで車体に貼りつけられています。他にも9人乗りジャンボタクシーも使用されています。
↑利用者登録時に発行される利用者カードとデマンドタクシー券です。運賃は200〜400円で降車時に精算しますが、現金ではなくすべてこのデマンドタクシー券での支払いとなります。
↑一方、県南地区を中心に数系統の路線も廃止となり、北上地区ではこの中野町線も廃止されました。この車輌は今ではめっきり少なくなった筆書きの方向幕が入っていました。
↑廃止対象路線が通る停留所ではこのように3月下旬からお知らせが貼られました。
↑北上では全区間廃止された路線を統合し新たにコミュニティバスとして再出発しました。これは4月に生まれ変わったコミュニティバスの路線図です。(わかりにくくてすみません)
↑3月30日には待望久しかった一ノ関駅東口がオープンしました。撮影地点の後ろ側には駐車場も新設されており、今後も連絡道路の工事等が行われます。
↑東口改札に通じるこ線橋(上写真中央)から見た風景です。正面奥には気動車基地であるJR一ノ関運輸区が見えます。なお、東西を結ぶ自由通路は設けられていないので西口へ出るには入場券が必要になってしまいます(^_^;)
↑駅舎2階のウッドデッキベランダです。ココはかなり気持ちの良い場所です(^_^;)。この他にも駅舎内には売店・物産展示ホール・軽食堂・待合ロビーなどが設けられています。
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