三陸沿岸 鉄道の変遷 三陸鉄道リアス線・釜石〜盛間 その他(前編)
釜石駅全景。JR駅舎の外観がリニューアルされた他、左隣り ホテルフォルクローロ釜石の開業により、震災後は雰囲気が変わりました。
 東日本大震災以降、釜石・大槌を取り巻く鉄道はJR山田線・三陸鉄道南リアス線の不通によるバスでの代替輸送、そして震災から3年後の2014年4月には三陸鉄道南リアス線の全線運転再開となりました。
 盛以南の大船渡線 盛〜気仙沼間、及び気仙沼線 気仙沼〜柳津間はBRT化され、三陸縦貫の鉄路としては分断されてしまいましたが、ここでは三陸鉄道 旧南リアス線区間(釜石〜盛間)の復旧状況及び乗車記・駅周辺の様子などの記録を掲載し、復興の記録の一部としても綴ってみたいと思います。
↑東日本大震災からちょうど一年にあたる2012年3月11日に釜石駅前で、追悼と復興を願う「釜石復興の祈り」が開催されました。
これは駅前広場に建立された「復興の鐘」です。
 
↑全線で運休中だった三陸鉄道南リアス線ホームに通じる釜石駅地下道にも、このようにメッセージキャンドルが並べられています。
↑釜石駅三陸鉄道南リアス線ホームも、このようにメッセージキャンドルで明るくなっていました。
↑三陸鉄道釜石駅舎。JRの駅舎とは別となっています。2019年4月以降、南北リアス線と山田線(宮古〜釜石間)が一体化されてからも、変わっていません。
↑三陸鉄道釜石駅舎内の様子で、画面中央が改札口です。比較的こじんまりとしており、落ち着いた雰囲気です。
↑同じく三陸鉄道釜石駅舎内の様子。左写真の反対側で、盛駅待合室内と同様、駅周辺地域のジオラマが展示されています。(2014年)
↑ホテルフォルクローロ釜石の展望デッキより、釜石駅を俯瞰した様子です。
↑三陸鉄道南リアス線唐丹駅南側、県道193号線付近です。震災によって荒川上に掛かる橋梁が流失しましたが、このように新しくかけ替えられ復旧工事が急ピッチで進んでいました。
↑唐丹駅前広場脇に設置された「津波記憶石」です。津波の教訓を後世に残すことを目的とし、「全優石津波記憶プロジェクト」として沿岸各地に設置されています。
↑一段上の中央の写真と同じ日(2013.8.26)に撮影した唐丹(とうに)駅の復旧状況です。
↑復旧後の唐丹駅(2015.11.3)。駅ホームへは法面部分からの地下道〜階段を上がって行きます。
地区交流の拠点を兼ねた終点 吉浜駅です。駅舎にはラッピング車輌「キットずっと2号」と同じデザインが施されています。ここは2014年4月に全線復旧するまでの間、暫定的な終着駅となっていました。
↑震災前とあまり変わっていないと思われる、リアス式海岸の穏やかな風景です。
↑三陸駅ホームの様子です。復活を祝う大きな横断幕が掲げられています。
停車時間も長く、多くの乗客が思い思いの記念撮影をしていました。
↑三陸〜甫嶺間の様子です。新線と同じような感じの状態が続きます。
釜石線といえば、2014年から 毎年春〜秋にかけて運行されている「SL銀河」です。花巻へ向けて出発する釜石駅でのひとときの様子です。
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