都南地区ゾーンバス 〜盛岡市内ではパーク&バスライドの初の試み〜
基幹バスのひとつ、Aコース(仙北町・南大通り経由)盛岡駅行きです。
平日では都南BT方面が2本、盛岡駅方面が3本となっています。
 盛岡市の「オムニバスタウン計画」の施策第2陣は、2002年秋にスタートした「都南地区ゾーンバス」です。
 こちらは、JR岩手飯岡駅北側約1キロ先に建設された都南バスターミナルを軸に、3系統の基幹バスと2系統の支線バスが設定されました。このときに小型車ではあるものの、岩手県では初となったノンステップバスの新車が、3台導入されました。
 しかしながら、開設から20年が経った2022年9月30日をもって、バスの発着が終了。都南バスターミナルは実質廃止となりました。
 今後は、駅舎が新しくなり、西口広場が新設されるJR岩手飯岡駅にバス路線がシフトすると思われます。
(過去の路線)基幹バスBルート
盛岡駅方面の川久保から先はそのまま国道4号線を北上、茶畑十文字から市街地へ入り、中心部〜盛岡駅へ向かいます。
運行本数は1.5往復のみとなっていました。
(過去の路線)基幹バスCルート
こちらは仙北組三丁目から西側のルート、本宮・盛商・盛南大橋を経由し、盛岡駅へ向かいました。
平日の盛岡駅方面、僅か1本の運行でした。
(過去の路線)支線バス 盛岡工業コース
都南BTから飯岡駅前・中央市場南口を経由し盛岡工業高校へ至る支線バスでした。どちらかというと岩手飯岡駅から盛岡工業高校への通学の需要の方が多そうです。
(過去の路線)支線バス 乙部コース
都南総合支所・日赤・手代森ニュータウンを経由して都南地区東部の乙部までの系統です。
写真の車輌は都南地区ゾーンバス用として導入された車です。
都南バスターミナルの構内です。前述のようにゆとりある落ち着いた空間となっていました。
待合スペース内です。松園バスターミナルと同様の構造ですが、屋根の部分は透明ではないものに変更され、若干暗い印象です。
↑松園バスターミナルと同じく、待合スペース建屋の後ろにトイレがありました。
↑正面とは反対側の南側から見た、開業当時の都南バスターミナルの全景です。
旧盛岡市中央卸売市場跡地に建設された都南バスターミナルでしたが、開業当時は左側に見えるように、一部の建物が残っていました。
↑都南バスターミナルの南側は、駐車場が設けられ、パーク&バスライドが出来るようになっており、写真中央には定期券・バスカードを販売する案内所も設けられていました。
↑駐車場の一角、東側には駐輪場も設けられていました。
↑駐輪場は他にも、このような屋根付きのものも設置されていました。
↑都南バスターミナルの付帯施設ではありませんが、北側に建設された、盛岡南ショッピングセンター「サンサ」です。
スーパーマーケット他、100円ショップ・書店・ドラッグストア等が入居しています。
↑都南バスターミナルの西側の様子です。東北新幹線と東北本線が並行して通っています。
↑2022年9月30日をもって、都南バスターミナルへの路線バス乗り入れ・発着が廃止となり、実質、都南バスターミナル自体が廃止となりました。
↑廃止となった都南バスターミナル全景です。
バスプール出入り口には、このようにテープが渡されています。
 
都南バスターミナルの全景。旧盛岡中央卸売市場の跡地に建設され、先に開業した松園BTよりも広い構内を有していました。
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