フルデマンド交通 よぶのる一関 〜観光利用に地元利用、どちらにも対応するフルデマンド交通〜
今回乗車した「よぶのる一関」です。複数のタクシー事業者が運行に携わっていますが、使用車輌は全てハイエースです。
2021年4月から9月まで、JR東日本が実施した「東北ディステネーションキャンペーン( 東北DC)」に併せて展開した「TOHOKU MaaS」の一環として実施された「一関オンデマンド交通」をフルデマンド交通としてパワーアップしたのが「よぶのる一関」です。
この「よぶ(呼ぶ)のる(乗る)一関」のフルデマンド方式とは、運行エリア内であれば乗降時刻・地点を自由に設定できるシステムで、運賃は大人1回一律500円とわかりやすく設定されていますが、予約希望時刻と実際の乗車時刻にずれが生じたり、乗車中に追加で予約が入るとその乗客を乗せるために到着が若干遅れるケースもあるため、時間に余裕がある場合であればお勧め出来る手段だと思います。
↑「よぶのる一関」の利用手順としては、まず「TOUHOKU MaaS」のスマホページにアクセス、右ページの「よぶのる一関」の写真をタップします。(今年の運行は10/31までです)
また、上のQRコードからもアクセスできます。
↑「よぶのる一関」を利用するためには、まずメールアドレス等の登録が必要になります。
登録が完了したら、出発地・到着地をそれぞれ決めます。
↑出発地・到着地を決める際は、左のようにタップして地点を選びます。乗車区間の設定が完了すると、右図のように地図で表示され、続いて乗車日時・人数を入力します。
↑予約が完了すると、左画像のように「予約一覧」として表示されます。事前にチケットを購入する際は、右画像のように「よぶのる一関1回乗車券」をタップします。
↑パンフレットに記載されている、運行エリア図です。ピンク色のエリア内であれば、乗降ポイントのみならずどこでも乗降できます。
「区域乗合」のため、予約時間・エリアが近い他の乗客と相乗りになるケースもあります。
↑一ノ関駅の正面玄関を入ったところに設置された、「よぶのる一関」の案内ブースです。
利用する前に、ココで一通り目を通した方がいいかもしれません。
↑一ノ関駅前の「よぶのる一関」のりばで、正面玄関を出てすぐの場所で、郵便ポストが目印代わりです。各乗降ポイントに案内表示の設置はありませんので、特に乗車時は気を付けた方がいいと思います。
↑乗車する際、Web予約の場合は予約番号を告げて、運賃(大人1回一律500円)を支払います。方法は、現金・交通系IC(Pitapaは不可)・事前購入のチケットのいずれかとなります。写真はモバイルSuicaで支払うシーンです。
↑「よぶのる一関」の車内。通常のジャンボタクシーとほとんど同じですが、予約が入ると中央のタブレット端末に表示されます。
通常の500円の運賃の他に「乗り放題券」もあるそうです。
↑県内の日帰り温泉に行く際、欠かせないのが「めんこい湯めぐり手形」です。この本一冊で日帰り温泉をオトクに利用できます。
↑今回の「真湯温泉センター 交流館」も割引対象施設で、半額(大人600円→300円)で利用できます。須川高原温泉も同様なので、是非 岩手県交通の路線バスを使って、利用してみてください(^_^;)。
↑「真湯温泉センター 交流館」に到着したところです。このように施設の玄関前まで乗り入れてくれます。
↑温泉でしばし寛いだあと、帰りのバスを待つ間に周辺を散策してみました。
ココは多数の遊具があり、夏は水遊びもできる「ジャブジャブ広場」です。
↑帰りは須川高原温泉始発のバスに乗車しました。停留所は「真湯山荘」で、今回の施設から公道に出たすぐの所にあります。一ノ関駅〜厳美渓間の乗車であれば路線バスが安く、尚且つ定時性を求めるならバスに軍配が上がります。
↑2008年「岩手・宮城内陸地震」で落橋した「祭畤大橋」で、そのままの姿で保存されていて、このように車内からも見ることができます。真湯山荘バス停の約3キロ市内側で、一帯は「祭畤大橋
展望の丘」の公園になっています。
今回の目的地、日帰り温泉施設の「真湯温泉センター交流館」です。
ココは「よぶのる一関」運行エリアの西端となります。