岩手県交通:小型路線車(その3)
ここでは、マイクロバス等でオリジナル車以外の車輌を紹介します。
(その2)からの続きで、他事業者からの転入車です。
 年式不詳・型式は推定。下の車と同様に早池峰バス時代に移籍してきた車輌で、1台のみのタイプです。同じく奥州市水沢区を中心とした「Zバス」で運用されています。
 フロントウインドウ内に設置された方向幕装置や、最初から取り付けられていたと思われる降車ボタンから、やはり他の自治体コミュニティバス出身の譲受車と思われます。
 なお、つり革は設けられておらず、立席定員を取らない小判ナンバーです。
日野KC−RX4JFAA(2023.8.1 追加)
 年式不詳・型式は推定。こちらも1台のみのタイプで、早池峰バス末期に導入、現在は胆江営業所に配属され奥州市水沢区を中心としたコミュニティバス「Zバス」で運用されています。また、例によって中ドアは使用されていません。
 車内に吊り革は無く運転席側に横向きシートが並んでいます。降車ボタンも最初から備えられているので、恐らく、上の位車と同様に、他の自治体のコミュニティバス等で使われていたものと推測されます。
 日野KC−RX4JFAA
三菱KK-ME17DF
トヨタQDF−GDH223B(2023.8.1 追加)
いすゞPB−RX6JFAJ(2023.2.15 追加)
日野ADG−HX6JLAE(2023.2.15 追加)
平泉200あ13(江刺→胆江)2016.11.23 胆江営業所
 2001年式(推定)。神奈川中央交通からのエアロミディMEで、2017年の夏から2台が導入され、遠野・江刺の両営業所に配属されました。
 内装から一目で神奈中と判断出来ますが、外観上はオリジナル車と酷似しており、僅かにミラーの形状と車外スピーカーの位置の違いで判断できます。
 2007年式。京都市交通局からの移籍で、やはり「ジャーニーE」の置き換え用として、1台導入されました。
 前中扉仕様としては初めての導入で、インタークーラー付ターボチャージャーも搭載しています。
 こちらは、水沢江刺駅を経由する美山病院線で運用されています。
 2017年式。2021年4月から運行が始まった、一関オンデマンド交通(区域乗合〜後の「よぶのる一関」)に使われていた車輌で、運行には岩手県交通の他には、複数のタクシー事業者が携わりました。
 この車は、2ナンバーのハイエース・コミューターで、形式及びおおよその年式は写真で判断した上での推測です。(正確な情報をお持ちの方は、是非ご教示をお願いします)
 2023年の初夏、秋北バスへ移籍しました(掲示板情報)。
平泉200あ28(一関)2023.5.31 胆江営業所
平泉200か57(江刺→胆江)2017.11.29 水沢病院
平泉200あ9(江刺→胆江)2023.5.31 胆江営業所
平泉200か128(胆江)2024.1.17 胆江営業所
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 2006年式。奥州市内の路線「美希病院線」「美山病院線」で運用されていた、エルフバスこと「ジャーニーE」の置き換え用として、2024年1月にデビューしました。
 1台のみの移籍で、執筆時点では専ら前沢方面の美希病院線用として運用されています。
 車内は2ステップですが、中扉にはリフトが装備されており、モケット柄、その他から判断して、京成トランジットバスからの移籍と思われます。
平泉200か129(胆江)2024.1.17 胆江営業所(左) 水沢駅東口(右)