岩手県交通:大型路線車(その1)
ここでは、国際興業からの移籍車輌を紹介します。
最初のページではモノコック車及び大型短尺車のLTシリーズを紹介します。
 1978〜80式。1991・1993年に導入されたサブエンジン駆動方式の冷房車です。新製時から冷房を搭載しており、後述の後付冷房改造車との違いは客席後方前方の床が一段高くなっている他、側面方向幕の位置及び非公式側前方の窓の割付等です。
 盛岡地区へのLV型大量導入と県南地区への車輌転配による置き換えで全車引退しました。(国際興業旧社番:5000番台)
いすゞBU04
 1978〜80年式。1991〜1993年に導入された車輌で、こちらは落成時は非冷房でしたが国際興業在籍時に機関直結方式の冷房改造が行われました。車内もすっきりとした見付で、運転席側の天井のみに冷房ダクトが取り付けられています。
 2005年10月、北上営業所に配属されていた1台を最後に全車引退しました。(国際興業旧社番:3000番台)
いすゞBU04
いすゞK−CLM470
いすゞK−CLM470
いすゞK−CLM470
いすゞK−CJM470
いすゞP-LT312J
いすゞP-LT312J
いすゞP-LT312J
いすゞP-LT312J
(左)岩手22き601(北上:現在廃車)2002.7 北上営業所
(右)                     〃                     2003.8.16 北上営業所
 1980年式。BUの後継車種で1993年〜1994年にかけて導入されたサブエンジン駆動方式の新製冷房車です。
 方向幕の大きさ及びバンパー形状がBUから変更されていますが、車内の見付はほとんど変わらず、機関もBUと同じDH100H型です。
 盛岡地区へのLV型大量導入により、一部は県南地区に転じましたが、後に全車廃車となりました。(国際興業旧社番:5000番台)
 1986年式。この年式以降、車内の雰囲気ががらりと変わり、中扉から後ろがロングシート(三方シート)となり定員の増強が図られた他、シートのモケットの色が赤から模様入りの青に変わり、床材には塩ビシートが貼られました。
 車体部分では公式側の「入口」「出口」の幕が廃止されました。(国際興業旧社番:1000番台)
 1987年式。変更は小幅に留まっています。(写真ではわかりませんが)リアウインドウの方向幕装置の筐体が幅の狭いものとなり、視界が少し広がりました。
 翌1988年式も外観上の変更はフロントウインドウ上の「ワンマン」表示板が廃止された事、車内上の変更は中扉の開閉ブザーが完全に開閉が終わるまで鳴り続けるタイプに変更された程度です。
 
車内も中扉開閉ブザーがドア閉まる際、完全に閉まるまで鳴り続けるタイプに変更された位です。
 1989年式。岩手県交通では少数派の3台のみで2001年に移籍してきました。交通バリアフリー法の関係かと思われますが、方向幕が今までの流用ではなく三連動用の新調されたものがリアも含めて全て入りました。また、同時期に移籍したLV同様、国際興業カラーのままで活躍しています。
 
 1983・84年式。この年式からは機関が直噴6気筒エンジンの6QA2となり型式が変わりました。岩手県交通には1996・97年に移籍しています。
 屋根上に大きなクーラーユニットが置かれたことや、方向幕が一体となったことが大きな特徴ですが、車によっては幅の狭いCLM用のサイズの幕が入っており、センタリングまたは右側に寄せて使用されることもありました。
 1985年式。この型式は1997年より転入が始まりました。かつてのBA・ECM系に相当する大型短尺車で、中型LR系と同じ6BG1エンジンを積んでいます。また、国際興業では1985〜1987年は大型車の導入はこの車種のみです。
 この1985年式のみ車内が全て前向きシートで、床が木張りのままとなっています。(国際興業旧社番:1000番台)
 落成時非冷房だったこのグループは1981年式のみ存在し、台数もあまり多くありません。1981年式はサブエンジン冷房車とともに前扉のガラスが2段式だったものが一体化されたこと、及びシートモケットの色が赤に変更ことが相違点となっています。また、車内の見付もBUの冷房改造車と同じものとなっています。(国際興業旧社番:3000番台)
岩手22き884(胆江:現在廃車)2004.11.13 胆江営業所
岩手22き514(北上:現在廃車)2002.7 北上営業所
岩手200か371【旧1139】(松園:現在廃車)2001.11 盛岡駅
(左)岩手22き1192(大船渡:現在廃車)2005.2.16 高田BT
(右)岩手22き1226(胆江:現在廃車)2003.8.16 胆江営業所
岩手22き1220(一関)2005.1.5 一関営業所
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 1982年式。前年式より前扉のガラスが一体化したものに変更され、写真のような外観に変更されました。
 車内の変更部分としては、座席の形状がスプリングの見える硬い座席から、モケット部分の分厚いものに変更されています。
(左)岩手22き747(胆江:現在廃車)2002.5.3 胆江営業所
(右)岩手22き799    〃            2003.9.23    〃 
(左)岩手22き1078(紫波:現在廃車)2004.10.24 紫波営業所
(右)岩手22き1071(矢巾:現在廃車)2003.10.9 矢巾営業所
(左)岩手22き923(胆江:現在廃車)2002.5.3 胆江営業所
(右)岩手22き967          〃
(左)岩手200か36(高田:現在廃車)2005.2.16 高田BT
(右)岩手200か156(一関:現在廃車)2003.10.9 矢巾営業所